地下室施工の工程
山留工事

原則として自立親杭横矢板工法とし、立地条件、土質、水位など現場状況に応じて安全なものとして万一に備えて単管、コンパネ、水中ポンプは常備とします。
根伐工事

原則、根伐土は埋め戻しを場内に残し、残土は場外処分とします。床付けはレベルで計りながら、根伐面を乱さないようにすき取ります。水のにじみ、あるいは湧水がある場合は釜場を作り水を引き込み、水量が多い時は水中ポンプで汲み上げます。
砕石地業

砂利は切り込み砂利、クラッシャランヌは再生クラッシャランを敷き、転圧機で充分に突き固めます。
捨コン工事

特記事項に記載がない場合、強度=18N、スランプ18とします。水量のある場合は水を寄せ付けない様に対応し打設します。レベルは再度確認し、不陸のない天端に仕上げます。
地下室本体のセット

工場で製作した本体の重量と現場の状況を加味し、適した重機を準備し地下室本体の位置、通りレベルなどは必ず確認します。本体セット時に、つなぎ鉄筋などは定着を確保して結束します。
支保工施工

パンク、ハラミなど、打設時のコンクリート圧に耐え得るものとします。本体の歪みを矯正しながら900ピッチで縦横セットし、ジャッキーベース、筋交いターンバックル、レバーブロック等で通りを出しながらコンクリ打設時に変形のないよう固定します。
仮埋戻し

本体は工場製作で捨て型枠も工場で作ってくるため、本体の外側に人が入る必要がなく20cm位で充分です。支保工で通りを固めたら仮埋戻しをします。
鉄筋・型枠工事

つなぎ鉄筋、スラブ配筋、梁配筋など、図面に基づき施工します。型枠は施工図及び作り方に基づき良好な躯体となるように施工します。
コンクリート工事

打設箇所の清掃、雨水、湧水の排水を確認し室内のエア抜きを開け、コンクリート打設時に打ち込み状況目視で確認しながら、ジャンカ、ハラミに注意し、バイブをかけながら打設します。
支保工撤去・脱型・埋戻し

生コン打設後に型枠の存置期間が過ぎたところで支保工を撤去し型枠の脱型後、外部埋戻し部分を水締め埋戻し、周辺整地などを行います。その後清掃、片付けを行い、通り、レベル、高さなどの最終確認をして引き渡しとなります。